譲渡所得税の計算シミュレーター
相続した家や土地を売ったときの税金(所得税・住民税)を計算します。特例を使う場合と使わない場合を並べて比べられます。
計算結果
内訳
計算のしかた
- 譲渡所得 = 売却価格 −(取得費 + 売るための費用)− 特別控除(1,000円未満切り捨て)
- 税率:売った年の1月1日時点で所有期間が5年超なら長期(所得税15%・住民税5%)、5年以下なら短期(所得税30%・住民税9%)。これに所得税の2.1%(復興特別所得税。2027年分からは復興1.1%+防衛1%)が加わります
- 取得費:土地の購入代金+建物の購入代金−減価償却(建物の代金×0.9×償却率×経過年数。6か月以上の端数は1年。代金の95%まで)。分からない場合や5%より少ない場合は売却価格の5%
端数は国税の規定にそって処理しています(課税所得の1,000円未満、税額の100円未満を切り捨て)。住民税は市区町村分と都道府県分を分けずに計算しているため、数百円程度の差が出ることがあります。
よくある質問
親が買ったときの値段が分かりません。
売った金額の5%を取得費にできます(概算取得費)。実際の取得費が分かっても5%より少ない場合は、5%を使えます。このツールは、入力された取得費と5%を比べて、多いほうで計算します。ただし5%を使う場合、相続のときに払った登記費用などは足せません。
長期と短期はどう決まりますか?
売った年の1月1日時点で、所有期間が5年を超えていれば長期、5年以下なら短期です。相続した不動産は、亡くなった人が買った(建てた)時期をそのまま引き継ぎます。親が長く住んでいた家なら、ほとんどの場合は長期です。
空き家の3,000万円控除と取得費加算は両方使えますか?
同じ家と土地には、どちらか一方しか使えません。このツールでは両方を並べて計算するので、税金が少ないほうを選んでください。
2027年以降に売ると税率は変わりますか?
2027年分から、復興特別所得税が2.1%から1.1%に下がり、新たに防衛特別所得税(1%)がかかります。合計の税率(長期で20.315%)は変わりません。このツールは、売る年に合わせて内訳を表示します。
計算結果どおりに申告すれば大丈夫ですか?
このツールは一般的な目安です。実際の申告では、ほかの所得や特例の要件、端数の処理によって金額が変わることがあります。申告の前に税務署か税理士にご確認ください。
次にやること
出典と、この記事の作り方
実家ノート編集部が、下の公的資料を読んで作成しました。法令の内容は 2026年10月3日 に確認しています。制度は改正されることがあるため、申告や手続きの前に、必ず出典元と税務署・専門家にご確認ください。
- 国税庁 No.3202 譲渡所得の計算のしかた(分離課税)
- 国税庁 No.3208 長期譲渡所得の税額の計算
- 国税庁 No.3211 短期譲渡所得の税額の計算
- 国税庁 No.3255 譲渡費用となるもの
- 国税庁 No.3258 取得費が分からないとき
- 国税庁 No.3261 建物の標準的な建築価額表/非業務用建物の減価償却
- 国税庁 No.3270 相続や贈与によって取得した土地・建物の取得費と取得の時期
- 国税庁 No.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例
- 国税庁 No.3267 相続財産を譲渡した場合の取得費の特例
- 国税庁 防衛特別所得税・復興特別所得税に関するQ&A(令和8年5月)
- 日本税務研究センター 相談事例:概算取得費と措置法39条の重複適用